こすぎさん的 武蔵小杉の保活体験記 (見学〜入園決定編)vol.02
2017.07.28

保育園激戦区の武蔵小杉。
そんな武蔵小杉で保活を行ったこすぎさん運営局田中の体験記です。
前回(こすぎさん的 武蔵小杉の保活体験記 (保育園探し開始編)vol.01)では、保活にやる気のなかった筆者がやっと見学予約を入れたところまでを綴りました。
今回は、保育園見学〜入園が決定するまでの体験記を書いていこうと思います。
いざ、保育園の見学へ
さて、見学の予約連絡をしてから約一カ月。ようやく保育園見学の日がやってきました。
今となっては、前回(こすぎさん的 武蔵小杉の保活体験記 (保活開始編)vol.01)書いたのような判断の基準をなんとなく言えるものの、当時は見学といっても何を見ればいいのか、正直わかりませんでした。
施設の清潔さ?部屋の広さ?
最初のうちは物理的な部分しか見ることができませんでした。
子どもを育てること自体が初めてなわけで、子どもにとってなにが「良」なのか、当時は本当にわかりませんでした。それを「自分の物差しで」決めなければいけない。親になるって難しいなとその時にすごく実感したのを覚えています。
こうゆうとき、父親はあまり頼りになりません(涙)。
今は保育園の事情も分かっているので相談できるまでになりましたが、当時はパパも新米なので仕方ありませんけどね。
自分自身に「どう保育してほしい」なんて拘りもなかったし、どの保育園を見学してもそれぞれに良いと思うところがありました。
何かに気がついたのはとある保育園を見学したときのこと。
見学中、どうも園長先生と話が合わなくて帰ってからもやもやとした感情が芽生えました。
「あぁ、人だな」
園庭の広さ、施設の充実、それよりも子供の安全と「人」で選ぶんだなぁと、その時に腑に落ちました。
もちろん、その園長に何か非があったわけではなく、あくまでも私と合わなかった、というだけですが、これから長い期間お世話になる中で、相性は大事です。
実はこの見学期間中に、子育てサークル主催の保育園相談会みたいなものに参加しました。
先輩ママさんから保育園についてのアレコレを相談できるという素晴らしい企画。
そこでもみなさん「結局、人だよね」と口を揃えておっしゃっていました。
結果的に、子供の安全が確保できて、園長先生やそこで働く先生たち・スタッフの方達との相性に違和感を感じなければOKとしました。
いよいよ認可保育園への申し込み
見学予約の際に判明した、認可外の枠すでに埋まってる問題があり、入園申し込みが始まっている認可外保育園は申し込みを諦めました。
なので、まずは認可保育園の申し込み。
川崎市は第8希望まで希望園を出すことができますが、第8希望までいっぱい書きました。
自分の基準でいいなと思った園、そして通いやすさを総合して8園。正直第8希望までいくと通勤きついかな、という気持ちもありましたが、そんな贅沢なことは言っていられないのです。
10月頃から受付が始まりましたが、提出は締切ギリギリに。これが功を奏しました。
受付開始後にも、0歳クラスを新設する園が出てきたのです。一度提出しても訂正はできますが、受付開始後も情報は要チェック。
そういえば、「市長への嘆願書」ってのもよく耳にしますよね。
が、もちろん面倒くさがり屋の私は書いておりません。
都市伝説的な部分もありますしね。
基本的にはランクと調整指数で決まると思って良さそうです。
これはもう割り切るしかありません。
自分のランク、追加ポイントについては区役所の窓口で状況を伝えれば教えてくれます。
ただし、やはり特別な事情がない限り、両親フルタイム勤務などで該当する「Aランク」でないとかなり厳しいというのが現状のようです。
ちなみに希望の順位は、第1希望にすると通りやすい、第8希望だと通りにくいというものではなく、
認可保育園の入園の審査は「園ごとに」行われているようです。
A保育園に応募した人の中でランク、ポイントの高い順に入園許可がおります。
A保育園とB保育園の両方で入園許可が出た場合、実際には
本人の希望が高い方の園で許可の通知が来るというわけです。
やはり申込数の多いほど園入りにくいとは思います。
その辺りも加味して希望園を検討するのも一つのやり方かもしれません。
この辺りも区役所の窓口でしっかり確認しておくと良いと思います。
そうして、受付期間ギリギリで申し込み書を提出。あとは結果を待つだけです。
やるべきことはやった・・・。結果が届くのを待つ
この期間はなるべく保育園のことは忘れるようにしました。
もう足掻いても仕方がないのです。残り少ない育休を存分に楽しみました。
そうして、通知郵送日の翌日。
朝一でポストに駆けつけたところ、奇跡的に希望の園に入園が決まっていました。
結果的に特別なことはしてない
なんだか拍子抜けですが、すんなりと激選区 武蔵小杉の認可保育園に入れてしまいました。
「全然参考になんねーな」
と言われても仕方ないのですが、保活にテクニックはなんてないことがわかりました。
ただ、「保活」という言葉や、ネットやテレビなどで見聞きする情報に惑わされることなく、自分の足で正確な情報を手に入れて、自分の目で現実を受け入れ、その中でやれることを考える。
また、「こうなったらこうする」という自分の中でのシュミレーションと指針を常にブレずに持つことで
うまくいかなかった時に焦らず次の手を打つことができるのではないかなぁと思います。
もし今回入園が決まっていなくても、現実を受け入れて、その次の手を考えて行動しただけです。
ドキドキはしましたけど・・・。
働き続けるかどうか、悩んだ時も。
また、保育園に入園するためにこんな大変な思いをして、そこまでして働きたいか?!
そんなことを思う場面も多々ありました。
朝保育園で泣いてしまう息子を見て、今でも少し思うことがあります。
生まれて一年も経たない子供を保育園に預ける、そのこと自体には賛否両論あると思いますし、親も悩みます。
でも、保育園でたくさんの人に育ててもらえることにも、ママと家でゆっくり安心して過ごすことにも、それぞれに子供にとって、ママにとって良い面があると思います。
どちらを選ぶのも自分。
どちらを選んだとしても、自分の決めたことなので後悔しないように、胸を張って頑張るママやパパの背中を子供に見せることが大事!と自分に言い聞かせています。
この一連の保育園探しの活動をしたおかげで「働くこと」や「家族のあり方」について散々考えされられました。
そのおかげで、新しい働き方について考えることができて、いま私自身2人目出産のタイミングで理想の働き方、家族との距離を実現できるスタート地点まで辿り着くことができました。
子供をもつ親には厳しい時代ですが、嘆くばかりじゃなくて、その中でどう乗り切るか考えていくことも大事だなぁなんて思います。
武蔵小杉は保育園激戦区でライバルが多いと思いがちですが、同じ悩みを持つ仲間がたくさんいると思えば心強い!!
みんなも頑張ってるから自分も頑張ろう!と思えます。
そんなこすぎさん運営局田中の保活体験記でした。
※この記事の情報はH26年度のものです。最新の保育所情報については、川崎市の保育所利用案内をよく確認してください。
文・こすぎさん運営局田中