元気が出る!おふくろの味 @おかん さん
2018.02.15

食べると元気になる、と評判のお惣菜屋さん
※おかんさんは現在閉店されている模様です。(2018年7月確認)
いつかまたどこかで美味しいお惣菜を提供していただける日を待っています。
今回は、武蔵中原駅から徒歩2分。住宅街の中に2017年9月にオープンしたお惣菜屋さん「おかん」さんのご紹介です。
店頭に「おでん」の大きなのぼりがある通り、おかんさんは、おでんをメインに、様々な手作り惣菜をテイクアウトできるテイクアウト専門のお惣菜店です。
具材に味をしっかり染み込ませた関西風のおでんに、コラーゲンたっぷりのジュレがついてくる、この辺りではあまり食べられないタイプのおでんが特徴的です。
ここからは、私がおかんさんを知ってから取材に至るまでを小説風にお送りします。
(なぜ小説風かは聞かないで笑)
ある冬の始まり。凍える寒さの中、ぬくもりを求めていた運営局田中は、SNSで「テイクアウトのおでん屋」としておかんさんを発見した。
「これは行くっきゃない」
田中は、おでんを求めにおかんさんへ走った。
がしかし・・・。
おかんさんに到着すると田中は驚愕した。
「おでんの他にも、こんなにたくさんのお弁当がある・・・!!」
しかも、ほとんどがワンコイン以下で買えてしまうというお求め安さ・・。
目移りしながらも、初回はメインのおでんセットに決めた。
おでんは500円のセットで6品。700円のセットで8品も入っている。
最初は、「こんなに入っていて500円ならコンビニのおでんなんかより全然いいわ」くらいに思っていた田中だが、その味がなんだか忘れられなくて、それから何度か足を運んでいた。
次に伺った時は、日替わり弁当の生姜焼き丼を頼んだ。
この生姜焼き丼を口に運んだその時、田中は「取材を申し込もう」そう心に決めたのであった・・・。
どうも。茶番にお付き合いいただきありがとうございました。
何が言いたかったかと言うと、おかんさんの味がなぜだか忘れられなくて、その理由を聞いてみたかったのです。
すると、
「よく、ここのお弁当は食べると元気が出るって言われるんですよ」
と店主の太田さん。
元気が出る・・・なるほど、忘れられないというか、体が求めてた感じはあります。
そして、お話を伺っているうちに、その秘密が徐々に明らかに。
まず見せていただいたのは新鮮なお野菜の数々!
みずみずしいレンコンに、しっかりしたアスパラガスなど、どれも八百屋さんが市場から直送してくれる新鮮なものばかりを使用しているそうです。
そして、もう一つの秘密が「調味料」。
お醤油やお砂糖もこだわっているのですが、
おかんさんでは、調理にほとんど塩を使わないそう。
でも薄味ということはなくて、お味はしっかりついているんですよ。
体のことを考えて、なるべくお野菜や素材そのものの味を生かして作るのだそうです。
そのためには、じっくりと時間をかけて味を出さなければなりません。
何気ないお弁当に見えますが、手間暇かけて作ってくれている愛情のこもったお料理なんです。
その秘密を聞いて納得。
しっかり味がついているのに、まろやかで自然に甘い。
そして、なんだかわからないけど忘れられなくて、また食べたくなっちゃう、おかんさんの味の秘密はそこにありました。
おでんの他にもいろいろなメニューがあります。
最近のおすすめは「手羽元煮」。
サムゲタン風でもっちりとしたもち米と一緒にいただきます。
日替わりのお弁当に、カレーライスも人気だそうです。
どれもおかんの愛情たっぷり。
日替わりのメニューはおかんさんのインスタでチェックです!
店主の太田さんはもともと、自宅でお子さんのお友達や近所の友人に手料理をよく振舞っていたのだそうです。
お子さんの友達は本人がいなくても「おばちゃん、ご飯食べに来た〜」と訪れるくらいオープンなお家だったそうですが、それだけご飯が美味しかったということですよね。
その時から「体にいいもの」「美味しいもの」を考えて料理を作っていたそうです。
おかんさんは、そんなオープンで愛情たっぷりのおふくろの味がいただけるあったかいお店です。
ジュレつきおでんは、夏も楽しめます。
夏は、トマトなどの夏野菜が具として入っていて、ジュレとからめて「冷たくても美味しいおでん」としていただけるのだそう。
夏はビールと一緒にいただきたいですね〜むふふ。
今回は、何度も足を運びたくなる「おかん」さんのご紹介でした。
ご協力いただいた「おかん」の太田さん、スタッフの成田さんありがとうございました!!