子育て世代なら美しく。表書きを綺麗に書くコツvol.2<名前ごとのポイント>
2017.03.23

佐藤さん、鈴木さん、高橋さん、田中さん、渡辺さん、山本さん、中村さん、小林さん、井上さん、川原さん、必見!
前回は表書きを綺麗に見せるコツの基本をお伝えしました。→(子育て世代なら美しく。表書きを綺麗に書くコツ<美文字の基本>)
今回は、名前ごとの細かいポイントをお伝えしようと思います。残念ながらすべての名字をご紹介するのは難しいので、日本人の名字ランキングの上位を占める「佐藤」「鈴木」「高橋」「田中」「渡辺」「山本」「中村」「小林」「井上」「川原」の10名(?)の文字のポイントを見ていきましょう。
10選に入りきらなかった加藤さん、吉田さん、伊藤さん、山田さん・・・。近い漢字を探して参考にしてみてください。
基本のおさらい
すべての名前に共通する基本をおさらいです。
・文字は中心をとって揃えること
・大きめに書く
・少し右上り
これが基本中の基本でした。
加えて、
・横線は細め、縦線は太め
・左右対象になるように
というポイントもありました。これらはどの文字でも共通して意識するところです。では、個別の文字を見ていきます。
佐藤
「佐」の文字は、はらいの角度を同じに。「左」の隙間を均等に。
「藤」の文字は、全体が台形になるように書くとバランスが取れます。
鈴木
「鈴」は左右のへんと、つくりがきちんと左右の枠に収まるようにバランスが取れています。
「木」は中心を取るのでか書きやすいですね。こちらも枠の中に左右均等に収まっています。
高橋
「高」のポイントは、◯部分を等間隔にすること。
「橋」の右側も同じく等間隔に隙間を開けるように意識してみましょう。
「田」は中の空間が等間隔になるように。また、縦線は少しはみ出るように意識します。
「中」は左右が均等になるように。また、>の部分が突き出るようにするとバランスが取れます。
渡辺
「渡」のさんずいはくの字になるうに。最後のはらいは少し難しいですが、きちんと枠内に収めましょう。
「辺」のしんにょうも難しいですが、最後のはらい部分が枠からはみ出ないように意識しましょう。
山本
「山」は左右が均等になるように意識しましょう。最後の縦線は突き出るように。
「本」は鈴木さんの「木」と同じですね。
中村
「中」は田中と同じですね。
「村」は左右均等ですが、少し右上がりになるように意識してみましょう。
小林
「小」は中心の線と左右の点との間隔が均等になるように。
「林」は村と同じく少し右あがりを意識してみましょう。
井上
「上」は入りと止めをしっかりと。そして左右の長さを均等に意識しましょう。
川原
「川」は三本の線の間隔が均等になるように。
「原」の小の部分も間隔を揃えましょう。
さて、ざっと10の名字のポイントをお伝えしました。
様々な文字がありますが、やはり共通のポイントは一緒ですね。
先生のお手本を見ていると、きちんと枠内に収まっていて、左右のバランスが取れていることがよくわかります。
基本を押さえておけば、割と綺麗な文字に見えることがわかりました。
細かいテクニックはその後でも大丈夫なのですね。
卒業、入学シーズンの参考にしてみてください!
文章・こすぎさん運営局 田中